店番しながら Ardingly

  • 2020.04.10 Friday
  • 22:40

イギリスの南部にあるアーディングリィで、大きなアンティークマーケットが毎年開かれるので、朝から電車で向かいました。

最寄りの駅で案内板を眺めていると、

「もし、アンティークマーケットに行くのなら、一緒にタクシーで行かない?」と誘われました。

落ち着いた感じのふわふわした長い髪の女性で、タクシーの中で簡単な自己紹介。毎回、ここに来て、古いきれいな布を探しているとのこと。

マーケットに着くと、あなたは屋根付きの所で買い物ね。私はいつものように野外で探すわ。ランチ、一緒にどう?

そんな感じで、いつもの仕入れでは、めったにない”お友達と一緒に楽しむ”ことができました。

彼女は、古い布が最近とても高くなったと言いながら、広大な会場のお気に入りの店を何軒も案内してくれました。

夕方、ロンドン近くで別れる時に、よかったら、滞在中にうちに遊びに来てと誘われました。えーいいの?という私に住所のメモ書きを渡してくれました。

2日後、約束の日になって、読みにくい住所を頼りに、郊外の駅SOUTH EALINGに着きました。

急に用心深くなった私は、彼女の家の周りを遠目から観察して、ま、普通のおうちだから危ないこともないだろうと訪問しました。

彼女は、ここで待っていてねと、イギリスらしいかわいいリビングに迎えてくれました。

しばらくすると、どやどやと何人もの人が入って来ました。何人もが次々と大声でしゃべりながら、、、これは、何か商品勧誘とかに騙されたかと、無防備な自分を後悔しました。

どういう理由をつけて帰ろうかとあれこれ英語訳を考えていると、いつのまにか家の中がうそのように静かになっていました。

彼女が言うには、この家を売って、近くのマンションに越す予定で、今日がこの家のオープンハウスで買いたい人達が家の中を見に来たんだそうです。あなたの訪問時間と重なってごめんなさいと。

思ったより多くの人が見に来たとたいへん喜んでいました。

リンゴの木がある裏庭が付いたかわいいとても古いこの家は、かなり高く売れるそうです。

帰るなんて言わなくてよかった。

彼女は、アンティークの布でパッチワーク作品を作るアーティスト、そして、別に英語も教えているそう。独身の自立した女性でした。手縫いで丹念につくられたパッチワークの作品はビロードで縁取られた、とてもセンスが良く素晴らしいものでした。日本にも売っているのよと言っていました。私の英語をじっくり気長に聞いてくれたのは英語教師の片りんかと。

そして、リンゴの木の下でお茶を頂き、小さな洋服ダンスの中まで見せてくれました。私の洋服はこれだけなの。

新居のマンションの場所まで案内してくれ、もう庭の手入れが負担なの、今度はここに遊びに来れるように案内したのよ。

日本に帰ってから、数年は手紙やカードをやり取りしていたけど、いつのまにか、音信不通になってしまいました。

元気にしてるかな。

出身は確かラトビアだと言っていたFunny。

 

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